JSライダーMONSTA10に乗った感想シリーズ１６
アップスン上級編
SIERRA KERR 編
今日はMONSTA１０シリーズで２回
目の登場となりますSIERRA。
彼女は１６歳にして、女王ギルモアに
認められた逸材。
そんな彼女のトレーニング模様とアッ
プスンの真髄をお伝えしましょう。
彼女はゴルフのスウィングで得られる
軸足強化を取り入れているそうです。
このトレーニングは
「身体のしなりも作り上げられるから
最高よ」
そう言っていますが・・・
確かに綺麗なスウィングですね。
そして、クラブでボールをはじくこと
で、集中できるメンタルを維持できる
ようになるそうです。
何回でもボールをはじけるんですって
・・・
そして、スケボートレー二ングでは、
Xゲームに出場するレベル。
凄い大技を繰り返しながら、エアーの
強化をしています。
この時点で、超人的な運動神経の持ち
主だと伝わります。
さらに、実践コーチはジュリアンです
！！
ボードの性能や、サーフィン技術のレ
クチャーを受け、常に高い意識で練習
しています。
今後、間違いなく世界チャンピオンの
道へたどり着けそうですね・・・
そんな彼女のアップスンのやり方を今
日は違う視点でお伝えしてみたいと思
います。
まず、彼女のボードスペック。
SIERRA KERR
■身長：１６６㌢
■体重： ５５㌔
■出身地：スナッパー
MONSTA１０
５’５ハーフ×１８×２ 3/16 22.8㍑
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スナッパーでは、このスペックが一番
調子が良いそうです。
体重６０㌔以下の人はこのあたりのス
ペックを参考にしてみてください。
アップスンの極意
では、今日はワタシの体験談となりま
す。興味があればお読みください。
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昔、アップスンができなかった頃、先
輩にやり方を聞いたところ。。。
「いいか！！！」
「アップスンというのはな！！」
「左肩を波側へ入れ、前足でレールを
グイッと入れるんだよ！！」
「肩を入れて前足でやるんだ！！」
※レギュラーフッタの話しです
「こんなもん、簡単だよ！！」
そう、おそわり、言われたとうり左肩
を波側へ入れ、前足でレールを入れて
みると、波にへばりつきながら横へ走
れるようになったんです。
なるほど・・・
こうやるのか・・・
そして、さらにその先輩のアドバイス
は…
「ボトムに降りる時は、前足で板を下
に落とすだけだ！！」
「前足で板を踏むんだよ！！」
言われたとうり、その練習をひたすら
やり続けていくうちにアップスンでス
ピードを出せるようになったんです。
スピードをかなり出せるようになった
ワタシは調子に乗っていました…
そんな、ある日・・・
その先輩とバリに行くことになったん
です。。。
初日はウキウキでハイアットリーフへ！
波は肩から頭くらいのスーパーライト
のマシンブレイク。
テイクオフしてから、その覚えたアッ
プスンをひたすら続けると、優に１０
０Mは乗れる最高な波でした。
だんだん、自分がプロレベルくらいに
なったつもりで、その覚えたアップス
ンをひたすらやり込んでいました。
スピードもかなり出せるようになり、
ワタシは完全に調子に乗っていました
。
すると…
ピークからワタシ目掛けて女の子が乗
ってきたんです。
テイクオフが軽やかで、すごい綺麗な
フォームで乗ってきたので、思わず見
とれてしまいました。
そして
そのライディングをよく見ると・・・
あれ？？
なんか
自分のアップスンとはぜんぜん違うぞ…
ワタシは
左肩を波側へ向け、前足でレールを入
れて加速させるアップスンに対して…
彼女は
左肩を波側へは向けてはおらず、進行
方向へ体を向けながらアッスンをして
いたんです…
なんだ、この違いは・・・
乗り方がぜんぜん違うぞ・・・
そして、彼女は
ボトムへ降り、華麗なリッピングでワ
タシの顔面にスプレーを「ビシャッ」
とかけていったんです・・・
自分はひたすらアップスンをしている
だけなのに、彼女はリッピングを何発
も入れて乗っている。
しかも
マシンブレイクなので、すべて同じ波
・・・
この違いは、いったいなんなんだ・・・
なぜ、彼女のアップスンは身体が正面
を向いているのか？？？
完全に調子に乗っていた自分が、一気
に崩れ落ちました・・・
そして
ここからがワタシのサーフィン人生の
始まりとなったんです。。。
まず、彼女のライディングを分析する
ためにも、乗る波すべて観察したんで
す。
何度も何度もじっくり見ているうちに
あることに気が付きました。
それは・・・
そもそも
テイクオフの立ち方が全然違うという
のを理解したんです。
彼女は左手が下に伸びるように起き上
がり、身体を正面へ向けて波のトップ
へ上がっていたんです。
この動作を分析すると
テイクオフは左手で板を押し込み、体
をねじるように足を置き、右手の伸び
あがりを利用して後ろ足でレールを入
れる動きだと判明。
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つまり、右足と右手を使っているとい
うこと。
ワタシのテイクオフは、サッーと飛び
乗り
「左肩を波側へ向け、前足でレールを
入れる」
左足と左手を使っていました。
そうなると！！！！
彼女の乗り方とワタシの乗り方は
「すべて真逆の動作」だった事に気が
ついたんです・・・
何年もかけて苦労して覚えたアップス
ンが全部間違ってたんです…
かなりショックを受けました。
せ、先輩・・・
ぜんぜん違うじゃないですかぁ・・・
それから、さらに細かい部分をじっく
り見ながら、彼女の動きを脳内に焼き
付けたんです。
なぜ、ジャンプしているかのように波
のトップへ上がり、つかさずボトムへ
板を振れるのか？？？
すべてこのポイントが重要なカギだと
理解してきました・・・
そのカギとは…
サーフィンはすべて、効き手のリード
と後ろ足で板をコントロールしている
ことに 気付いたんです。。。
その基本動作で波に乗ると、身体を正
面へ向けなければ不可能というもので
した。
身体を正面へ向けて波のトップへ上が
るからこそ、ボトムへ素早く板を振れ
ることにも繋がり・・・
波の切れ目を自分で作るかのようなラ
インを取るからこそ、何発もリップを
入れられるんだと！！
そもそも
ワタシのへばりつきのアップスでは、
ボトムへ降りることができない為に技
と言えば、なんちゃってチョットバッ
クのみ。
運よくリップが崩れてくれば当てられ
感覚でした。
全てが繫がりました・・・
身体を正面へ向けながら、波の上下を
めいいっぱい使うライン取りが本質。
そして、その動作の根源が！！！
すべて後ろ足で板をコントロールして
いるという事。
彼女は
波の切れ目を見つけると、急にヒザを
絞りボトムターンをやり出す。。。
アップスンを改良すれば、必ずこうな
ることを確信したんです。
彼女は飛んで回って「ドヤッ！！」
本当に凄いものを見せてくれました。
そして
日本に帰ってからは、このアップスン
のイメージでスケボーをやり込んだり
、実践練習を重ねていくうちに、いろ
んな事に気づけました。。。
全ては後ろ足軸にするために、上半身
のねじりが必要だということも…
その為には、まずは身体を正面へ向け
た姿勢で波に乗れるフォームを作りあ
げ、そして正しい動作で動くというこ
と。
この正しい動作というのが、上下左右
の動きを下半身と上半身の連動を作り
あげて動く。
この発見により、著しく上達できる練
習方法へと辿りついたんです・・・
それが、スーパーストイックシステム
のプログラムである
「アップスン上達陸トレ」となります
。
今日はワタシの体験談から得た、アッ
プスンの極意の話しをさせて頂きまし
たが・・・
みなさんも海で、身体を正面へ向けて
アップスンをしている人がいたら、そ
のライディングを必ずチェックしてく
ださい！！
大きな気づきを得られるはずです。
一人での練習に限界を感じたら、ス
ーパーストイックシステムへお越し
ください。
テイクオフからアップスンの技術や
きれいなフォームで乗れる練習を死
ぬほどやります(笑)
上の写真を見ると分かるようにボード
を前足で落とすだけのイメージではな
く、後ろ足軸で板を振っているのを感
じ取ってください↑↑
後ろ足首をねじっていますでしょ？？
左肩は波側へ向いていませんよね？？
後ろ足首を軸にテールを回してノーズ
を上げるように振るんです！！
そして、後ろ加重を掛けたままの状態
で前足を踏み込むこと！！
板は両足の力で踏み込むように！！！
こう、お伝えしている意味を理解でき
ます。。。
彼女もボートサーフィンはトレーニン
グの一貫として必ずおこなっているそ
うですよ。
アップスンは
この意識を持って練習してくださいね
・・・
MONSTA10情報
